飛んでいる飛行機を撮れない…
飛行機を撮らない(動きモノを撮らない)のなら今まで持っていた初代E-M1で充分なのですが、飛行機を撮ろうと思うとやはり初代はキツい…というかE-M1 MarkII以外の大半のマイクロフォーサーズ機では飛行機撮りはキツいのではと思います。
理由はファインダーで動いてる飛行機を撮影しながら追えないからです。連写してると目の前を通過する飛行機を見失ってしまう、枠に入った!と思って撮って、あとで確認するとはみ出してる(EVFの表示にタイムラグがあるのでズレる)など…。
先日、EOS 7Dと「ライトバズーカ」SIGMA100-400mmをセットで10万で購入しその動きモノの撮りやすさには十分満足していたのですが(画質は初代7Dなのでそれなり)、いかんせんデカくて重くてかさばる。
普通にバズーカで飛行機を撮ってる方からすれば何言ってんだコイツって感じでしょうが、純粋に飛行機を撮るためだけに出かける機会がそうはない、つまり旅行先や家族で出かけた時などに撮る事が多い自分には一眼レフの望遠込みのシステムは持ち出す事はそうはない、という事をライトバズーカを購入してから痛感したのです(遅い?)。
対してGF1から使っているマイクロフォーサーズのシステムはとにかくコンパクトでそれなりの写真が撮れてしまう訳で、これで飛行機がちゃんと撮れたらなあ…
と、悶々としていたところにE-M1 MarkIIが結構オトクに買える機会があり衝動買いしてしまいました。もちろん初代やライトバズーカセットは売り払わないとソロバンが合いませんが。
今までのマイクロフォーサーズ機とは全く別物
んで、アンボックスや細かいレビューなどをすっ飛ばして結論から言うと、E-M1 MarkIIは飛行機撮りに使えます。設定次第ですがEOS7Dで撮影する感覚で撮れると思います。羽田空港で目の前の滑走路を離陸する旅客機を一眼レフの感覚で捉える事ができました。ブルーインパルスなどのファイター系統はまた別なのでしょうけど。
使えないはずのレンズが蘇る
ちなみに飛行機撮影に使用しているレンズはMZD75-300mm(2019年現在売却済み)。暗いレンズですが写りはピントが来れば200mm近辺までなら解像も結構いいです。
このレンズ、初代E-M1やE-M10で撮っていた頃は本当に飛行機相手にピントが合わなくて(特にC-AF)ウォブリングを繰り返し、EVFの遅延と合わせてピンぼけと枠から外れた写真を量産し、かなりのストレスだったので使えないレンズだと思い込んでいたのですが、E-M1 MarkIIだとなんの問題もなくC-AFが合焦するのでビックリしました。特に撮影距離のリミッターは設定していないで使用していたのですがAFが行ったり来たりする場面はほとんどありません。
色んな方のブログやレビューを見ても、E-M1MarkIIでの飛行機撮影にはED40-150mmF2.8か300mmF4の組み合わせしか見かけないので、MZD75-300mmは使えないんだろうなあ…と思い込んでいたのでこれは嬉しい誤算でした。レンズの性能にやっとボディが追いついたという事なのかもしれません。