手持ちのマイクロフォーサーズレンズ、それほど大したラインナップではないのですが、この中からどれか一つだけ旅行に持っていくとするなら、いや、旅行でなくても日常生活でどれか選べと言われたらPanasonicのパンケーキレンズ、LUMIX G 20mmF1.7を選びます。
このレンズ、元々2009年にPanasonic GF1を購入した時にキットレンズとして付属してきたものですがこれがよく写るのです。F1.7と明るくてコンパクト、35mm換算40mmという絶妙(微妙?)な焦点距離。そして程よいボケ。結構使い込んで年季が入っていますが壊れるそぶりはありません。Panasonicの製品って故障が少ない気がします。
ボケの質とかはよく分かりませんがとにかくいい感じでボケてくれるので手軽に雰囲気のある写真が撮れます。
これを買うまではEOS40DにSIGMA30mmF1.4を付けてボカしてたのですが、同じような写真(暴言)が撮れる20mmとGF1の組み合わせの方が遥かに軽くてコンパクトで扱いやすいのでこちらばかり使うように。
F1.7の明るさは背景ぼかしにはもちろん、シャッタースピードも稼げるのでキットレンズではブレまくる室内などの暗めなシチュエーションでも子どもの動きを比較的止めて撮る事ができます。
そしてパンケーキレンズなので厚みが薄く、Panasonic GFシリーズ、GX7、OLYMPUS E-PLシリーズなどの比較的コンパクトなボディに装着するとパーカーなどの大きなポケットならスルリと収まりますし、これで構えても周りに「撮られてる」という威圧感も与えません。
35mm換算40mmという焦点距離は撮影対象に近からず遠からずという程よい距離(特に家族相手に)で見た目に近い感じで撮れます。
欠点としてはAFがあまり早くない、手ブレ補正がない、レンズ駆動音が結構うるさいのでムービー撮影時に音が入ってしまう等があります。
キットレンズとして購入してからすでに9年目ですが我が家のファミリーレンズとしてPanasonic GX1につけっぱなしにしてダイニングテーブルに置きっぱなし、家族の写真を日々撮り続けています。
なお似たようなパンケーキレンズとしてLUMIX G 14mmF2.5やMZD17mmF2.8がありますが、両方共F値がそれほど明るくなく焦点距離も微妙なので購入意欲がわきません。
なお現行の20mmF1.7はII型になっていますが、I型との違いはデザインだけです。性能は変わらずうるさい動作音もそのままのようです。