カメラバッグの理想と現実…エブリデイメッセンジャーを3ヶ月使っての感想文。

 

みんな大好きピークデザイン エブリデイメッセンジャーのバッグを数ヶ月使って長所短所見えてきたので書いてみます。

なお、みんな大好きと書きましたが、このバッグを使ってる人に遭遇した事はありません。銀一セールですら…。

まずは長所から。

デザインがカメラバッグくさくない!これに尽きます。撮影のためだけに出かける事はあまりないので、家族と一緒でも違和感のない色、デザインが嬉しい。これで保育園のお迎え行っても怪しくない。デザインについては好みがあるのでこれしかない!とは言えませんが、黒いナイロンバッグが嫌いな自分にはピッタリのバッグです。

あとの長所なんですが、色々小物が入るポケットが多くて整理しやすいとか、カメラバッグとしては当たり前の事なので、このバッグだからと言って特筆すべきことはこれといってないかな…?

耐久性はかなりあると感じてます。毎日普段使いのバッグとして、カメラは常に入れて持ち歩いてますが、形くずれもしてませんし、一点を除いて気になると所はありません。

その唯一気になる点はこのストラップの根元のスレ。普通に使ってるだけでこのすり減りは大丈夫なのでしょうか…。端っこは少しほつれてきてます。

壊れてもピークデザインは生涯保証なので壊れたら申請すればバッグごと交換してくれるとは思いますが、これ、素材の選択とかでもうちょっとなんとかならなかったんですかね。

収納は仕切りで3つに分けて、真ん中に標準ズーム付きのG9を、左右にそれぞれ望遠レンズを入れるというのが本気の撮影モード。普段は真ん中のカメラはそのままに左右に小物や財布、アクションカムを入れておくというスタイルです。仕切りのベルクロは接着?が異常に強力で、グイグイ押し込んでも仕切りがズレる心配はありません。なので両端はレンズ径ぴったりに調整してあります。

マイクロフォーサーズのシステムとは言え、その中でも指折りのかさばるボディ(G9)とレンズ(40-150Pro、パナライカ100-400)なので、それだけで結構いっぱいになります。留め金の位置を変えれば内容量は増やすことができる…というのが公式の説明ですが、実際のところ留め金をずらしてもフタが浮いていくだけで実質の容量が増える訳ではありません。増えた部分に上着を挟む程度ならともかく、特にレンズのような重たいものは、増えた部分に積み上げるとフタを開けた時に転がり落ちる危険があります。

撮影時の機動性を重視したいため、詰め込んだレンズの上にまたモノを載せることはしたくないので、無理して詰め込むよりカメラを外に付けたキャプチャーにぶら下げてその空いたスペースに何かを詰めるようにしています。

エブリデイメッセンジャーはサイズが2種類あってそれぞれMacBook Proの13インチと15インチが入るサイズ。自分が選んだのは15インチ対応の大きい方ですが、やはり横幅が体からはみ出るのが気になります。その上厚みもあるので混雑した場所や電車の中では他の人に当たらないか気をつかいます。電車に乗ることが多い方だと13インチの小さい方が使い勝手はいいかと思いますので、容量がそこまで必要ないならこちらの方がおススメです。

自分は幅の広い15インチ対応版に更にキャプチャーをつけているので横方向には気をつけていないとカメラが色んなものに当たりそうになります。キャプチャーは公式にはココへ装着するように案内されているのですが、ここがベストな位置なのかは微妙。エブリデイメッセンジャーとキャプチャーの相性はあまり良くないかも。肩ストラップにつけるようにした方が良いかもしれません。

更に留め金は字の通り金属製ですが、同じく金属製のキャプチャーとあわせて周りにぶつけないように気をつけないといけません。特に駐車場で隣のクルマのドアにこすらないように…。クルマの乗り降りの時は肩にかけずにハンドルを手で持ったほうが無難です。

上部に付いているハンドルはかなり持ちやすく、機材を詰め込んで重くなっても金属の補強が入っているのでへたることはなく安心。

肩のストラップは短くメッセンジャースタイルにした方がカッコいいのですが、ストラップを短くすればするほど肩に食い込み、辛くなってくるので現在は10センチほど巻いた状態で落ち着いています。本職のメッセンジャーは自転車に乗る時の前傾がキツく背中に乗せるように背負うため、ストラップが短い方が収まりが良く重さも感じないのですが、ほとんど歩きの一般人には短くするメリットは見た目以外はないでしょう。機材本来の重さに加えて締め付けられるキツさが加わります。

なお、メッセンジャースタイルのバッグは重い荷物を運ぶのには適していません。同じ重さでもバックパックの方がメッセンジャーバッグより軽く感じますので、現時点で機材が重いと感じているならバックパックタイプを選ぶ方が幸せになれると思います。

価格ですがこれは高い。しかし買わないとこのバッグは手に入らないですし、似たようなバッグも市場には見当たらないのでこのバッグが欲しければ買うしかないですね。

まとめ

「写真好きなデザイナーが理想のバッグ作ってみた」的なバッグであり、いろいろ理想の機能をこれでもかと盛ってみたけど、現実的にはハテナ?な機能も。機材の重さに応じてエブリデイバックパックと使い分けるのがいいのかも。

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