【飛行機撮影で使うレンズ】LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3

40-150mm Proで届かない望遠域を撮るために購入。MZD75-300mmを使っていたのですが300mm近くの焦点域での画質とAF性能に不満がありこちらに買い換えました。大きさ重さとも似ているので40-150Proと比較したくなりますが全く性格の違うレンズです。空港やその周辺で40-150Proでは全く届かない時がこのレンズの出番。広角端が100mmなので展望デッキから777ぐらいの大きさを機体を真横から撮ると入り切らない事も。暗いレンズなので晴れ~曇りの日中で主に使っています。

良い点
35mm換算800mmという超望遠域が気軽に撮れる。
その割には軽くてコンパクト。
良くない点
400mmに近くなると結構甘くなる。
ズームリングが絶望的に重い。

良くない点を言い出したらF値が暗いとか、フードがしょぼくてちゃんとしたものは別売りとか、キリがないこのレンズですが、マイクロフォーサーズにこの望遠域のズームレンズはこれしか存在しないのでこれを使うしかないんですよね。

軽くてコンパクトと言ってもマイクロフォーサーズレンズの中ではかなりの重量級でその重さは40-150Pro以上。落としたら絶対壊れる重さですが表面がすべすべしていてレンズ交換の際、たまに落としそうになります。

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画質についてはネットの各種レビューを読むとあまりいい評判ではありませんが、100mm~300mmの間は中央部なら40-150mmProと大差ないのではと思います。300~400mmの間は…まあそれなりの画質かな。MZD75-300mmの200mm~300mmの画質と同じ感じです。400mmでも300mmのトリミングでも変わらない気もします。ただ、動画なら400mmが使えるのは大きいでしょうね。

このレンズで一番の欠点だと思うのがズームリングの重さです。とにかく重たい。とんでもなく重たい。カメラのグリップを右手でしっかり掴み、左手でズームリングをガッと掴んで回すイメージ。ちなみにズームのロックが付いているのですが全く不要。レンズを振ったって鏡筒は出てきません。

この重さだと当然小指でズームしながら近づいてくる機体をピッタリ収め続ける…なんてことは不可能です。苦肉の策として直進ズームのように鏡筒を握りしめて使ってますがフレーミングは安定しません。動画でなめらかにズーミングなんて絶対に無理。なのでしっかり撮りたい時は単焦点のように焦点距離固定で撮っています。

このズームリングの重さに関してはPanasonicのサービスにも問い合わせてみたのですが、「こういう仕様」だという事です。たしかに鏡筒をいっぱいまで繰り出してもガタつきは皆無ですが、もう少しなんとかならなかったのか…というのが正直なところ。

Haneda Airport RWY22

レンズの根元にAF/MFの切り替えと手ブレ補正オンオフのスイッチがありますが、バッグから引っ張り出す時にここを掴んで勝手にMFになる事が頻発したので、今は上からテープを貼って触れないようにしています。

G9Proとの組み合わせでの飛行機撮影で気になっているのですが、飛行機の動きに合わせ横にパンしながら撮るとファインダーの像が引っかかるようになる事がしばしば発生します。手ブレ補正がパンなのか手ブレなのかを判断しかねてるのかもしれません。オリンパスの40-150Proとの組み合わせでは一切発生しない現象ですので、レンズと本体の手ブレ補正であるDual ISのせいではないかと思い、レンズの手ブレ補正を切ろうと思ったのですが、G9Proだとレンズだけの手ブレ補正オフはできないのですね。

(レンズのアップデートで上記の不具合は起こらなくなりました。)

オリンパスがProレンズではない100-400mmらしきレンズを開発予定との事なのでこちらにも期待したいところ。

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