TOLOTのレイアウトをMacのKeynoteで作る方法

TOLOTは500円という価格ながら62ページのボリューム、しっかりとした紙質、センスのいい表紙デザインなどで競争の激しいフォトブック業界でも確固たる地位を築いている(と私が個人的に思っている)サービスです。

フォトブックの作成もスマートフォンのアプリから写真を62枚選んで配置するだけという手軽なものですが、写真の下に文字を入れられる以外は基本的に編集はできず写真を置いていくだけとなります。写真のトリミングもできませんし、余白になにか置くこともできません。

そのため、自分で作る時になにか凝ったことをしようと思った時は、まずAdobe Illustratorでレイアウトして写真のトリミングや文字入れなどを済ませてからjpegに書き出してiPhoneに持っていきTOLOTのアプリに読み込ませて作ります。

この方法を解説しようと思ったのですが、みんながIllustratorを持っているわけでもないので、普通にみんなが使えるアプリで編集できないかな…と考えて、マックユーザーならほとんどの人がインストールされているであろうKeynoteを思いついた次第です。マックユーザー限定の情報となってしまいますが。

Windowsでメジャーなパワーポイントでの作成も一瞬考えたのですが写真を扱いにくいので今回はやめました。気が向いたらパワーポイント版も作るかもです(Mac版ですが)。

Keynoteでの作業手順

まず新規でKeynote書類をつくります。テーマは白のシンプルなものにします。

サイズをTolot推奨の画像サイズに変更します。右上の【書類】を選び下の【スライドのサイズ】を変更します。

【カスタムのスライドサイズ】を選択し、幅1530ピクセル、高さを2122ピクセルに変更します。

これでTolotのフォトブックの1ページ分(+余白)ピッタリのサイズになります。

次に余白部分(プリントされない領域)をガイドラインで引きます。全てのページに必要なため、マスタースライドに引きます。

【フォーマット】から【マスタースライドを編集】を選択します。

 

いらないガイドやテキストが置いてあるので消去しておきます。

 

【環境設定】の【ルーラ】で単位をポイントにしておきます。ここではポイントとピクセルは同じです。

余白部分は42ピクセルなので、ルーラからガイドを引き出して左上の縦横それぞれ42ポイント(ピクセル)の位置に配置します。

同じように左下もルーラからガイドを引き出して縦2080ポイント、横1488ポイントの位置に配置します。

右下の【終了】を押してマスタースライドから出て通常のページに戻ります。

 

普通のページにマスターのガイドが表示されるように、【表示】→【ガイド】→【マスターガイドを表示】を選んでおきます。

これで普通のページにもガイドが表示されます。

 

後は写真や文字を好きに配置していくだけです。詳しいKeynoteの使い方は検索や本で調べてくださいね!結構いろんな事ができますよ。

 

見開きページも作れます

Tolotの標準機能として見開きに配置できますが、そこへジャストフィットするページも作れます。

Keynoteでは違うサイズのスライドを同じファイル上には作れないので、新規で2836ピクセル × 2122ピクセルのファイルを作り、そこでレイアウトします。余白は片面と同様に42ピクセルです。

中心にもわかりやすいようにガイドを引いておきます。

 

全てレイアウトが終わったらjpegに書き出します。

 

このjpegをAirDropでiPhoneに送り、Tolotアプリではめ込んでいけば完成です。Androidの場合はGoogle Drive経由で送れます。





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