選択肢が増えたEveryday backpack
いきなり発表されたPeak designのバッグ製品の大幅な刷新、V2と呼ばれる製品ですが、トートバッグやスリングが増えてメッセンジャーバッグは1つに統合されるなど、旧製品の改良にとどまらずラインナップ自体が大幅に変更されています。
落ち穂拾い好きの自分としては新製品ではなく、処分価格となったEveryday backpackの旧製品を購入する気でした。
しかし新製品のEveryday backpack ZIP、最初はEveryday backpack無印より安い事から、上位製品のコンパクトモデルなんだろうと勝手に思い込んでいたのですが、よく見ると大きい方の容量は20リットル?Everyday backpackの小さい方の容量と全く一緒です。
そして価格は処分価格のV1より10ドルほど高い程度。Everyday backpackとしての基本的な機能はZipも変わらないのだからこっちでもいいんじゃない?と思い、詳しく調べ始めました。
まずは外観ですが、ぱっと見は大きく違うもののサイドがバックリ開いて内部をディバイダーで仕切るという仕組みは全く同一。違いはフタがあるかどうかでしょう。
無印がフタの位置によって容量が変わり、最大の容量が20リットルなのに対して、Zipは最初から20リットルです。スペックからサイズを比較すると大きく違うのはバッグの厚み。無印は17センチで、20リットルという容量をフタを上に伸ばしてバッグを長くする事で達成しているのに対して、Zipは23.5センチと、バッグの厚みを大きく増す事で20リットルを達成しています。
もちろんこれは最も厚い部分でのサイズでしょうが、全体的に無印よりは厚みのあるバッグになるでしょう。
付属品で気になったのが、無印のディバイダー(仕切り)は3枚付属なのに対して、Zipは2枚だけという事です。自分の場合、標準レンズを付けたボディと望遠2本がいつもの装備なので、それぞれにつき1つ仕切りが必要。Zipだと1つ足りません。望遠レンズを2本仕切った後は上のスペースにカメラを転がす事になりますが、カメラと他の荷物をごっちゃにするのは避けたいので仕切りの追加購入が必要です。逆に短いレンズしか持っていないなら仕切りは2枚で充分でしょう。
気になる事と言えばそのくらいなので後はもうデザインの好み程度しか判断材料がありません。外部に荷物をくくりつけるヒモもZipにも装備されていますし、入るパソコンも無印同様に15インチまで可能ですので、自分の持っているMacBook Pro15インチも入るでしょう。
と、ここまでがコタツに入りながら考えた事ですが、居ても立っても居られず仕事帰りにZipが入荷しているヨドバシに立ち寄りチェックしてきました。
実際Zipを見て思ったのは「結構普通っぽいバッグ」。あの無印にある強烈な存在感はありません。やはり廉価版という感じはぬぐえません。
大きさはやはり同じくらいで厚みが少し増えたくらい?見比べないと分からない程度でした。
結論としてはやっぱり無印V1の方がいいかな…と。
ヨドバシで30リットルのも見たのですが、これも余裕があっていいなと思ってしまいました。差額はピークデザイン価格で2600円なんですよね。残念ながら30リットルにはヘリテージタン(茶色)の設定がないので、こちらを選ぶとしたらAshになると思います。
30リットルだと大きすぎて普段使いには持て余しそうな気もするのですが、メッセンジャーもあるのでなんとかなると思います。しかし20リットルのスッキリとした感じも捨てがたい…。