羽田空港でAPS-Cのαを使っている人を見かけて「APS-Cのαでの飛行機撮影環境ってどんな感じだろ?」と思って調べたら、ここ数ヶ月で激変しているのですね。
最近までソニーEマウント、APS-C用の望遠といえばSEL55210というキットレンズしかなくそれ以上はフルサイズ用の高価、巨大なレンズしか存在せず、ソニーのミラーレスAPS-Cで飛行機は撮る気にならないと思っていました。
ところが調べてみるとSEL70350Gという変わった焦点距離のズームが最近発売されたとの事。フルサイズ換算で105-525mmですから空港で撮るには充分です。
レビューを見ると概ね好評で、さすがGレンズだけあり望遠端まで解像感が落ちないとの事。しかもGレンズなのに価格は10万円ほど。
あまりに気になったので実際ヨドバシまで触りに仕事帰り行ってきました。
新宿ヨドバシへ行くとフルサイズのαの展示ばかりでなかなかSEL70350Gを見つけられませんでしたが、マルチメディア館の片隅でようやく発見。やはりソニーはフルサイズαを売りたいんでしょうかね…。
実際に手に取ったSEL70350Gは思ったよりも小さく軽量。しかしGレンズですから高級感はあります。同じく展示してあった最新のα6600に取り付けてみましたが…
「もうこれでいいじゃん」と思ってしまいましたねw
このコンパクトさで500mmオーバー。2400万画像。望遠端までGレンズの画質。これ以上求めるなら単焦点に行かないと違いは分からないんじゃないですかね?少なくとも自分にはこの組み合わせがソニーのラインナップの中では1番そそられます。羽田空港で飛行機を撮るだけなら。
70-300mmじゃ物足りない(しかも高い)けど100-400は大げさだし高過ぎる…というユーザーをガッチリ掴みそうです。
α6600も今までのモデルから根本的に変わっていてグリップが握りやすくなっていました。使いにくそうなのは相変わらずですが…やはり諸々小さすぎるんですよね。実際使った事はないので実は使いやすいのかもしれませんけど。
ともあれマイクロフォーサーズシステムが瓦解した時の乗り換え先候補が一つできました。
ただ、このシステムの一番の不安要素はソニーのAPS-Cに対するヤル気の無さ。ソニーのAPS-C向けのレンズラインナップははっきり言って悲惨です。同じく最近発売されたらしいSEL1655Gくらいしかめぼしいレンズが見当たりません。NikonやCanonのようにレフ用レンズの資産も実質ありませんし。いやまあ自分にはこの2本で充分だけど…マイクロフォーサーズのようなワクワクするレンズラインナップが存在しないのは残念。
もちろんフルサイズ用も使えますけど基本高いし無駄にデカい。
SEL70350Gはいいレンズだと思いますがそれだけじゃねえ…。もったいないと思います。Z50のようにフルサイズ機と同じデザインのAPS-C機も有ればなあ…。